なぜマイクロスコープにこだわるのか
“見えること”は、歯科医療の質を変える
私が初めてマイクロスコープを使ったときの驚きは、今でも忘れられません。
これまで「経験」や「勘」で行っていた診療が、一気に“見える化”されたのです。
感染部位の残り、形成の甘さ、補綴の適合状態——すべてが明確になり、自分の診療の精度と説得力が大きく変わりました。
見えるということは、再現性があるということ。
再現性があるということは、医療の信頼につながります。
患者さんの不安にも、説得力を持って応えるために
患者さんにとって、歯科治療は「見えない世界」です。
だからこそ、私たちが視覚的な根拠に基づいた説明と診療を行うことが、安心と信頼につながるのだと日々実感しています。
マイクロスコープを使えば、「なぜ削るのか」「なぜ今この治療が必要か」を明確に伝えることができます。
患者さんの不安に対して、科学的で誠実な対応ができる。
それは歯科医師としての責任であり、やりがいでもあります。
マイクロスコープは“選ばれ続ける歯科医師”への近道
歯科医師の世界では、日々さまざまなテクニックや材料が登場します。
しかし本質的な価値は、どんな環境でも「確実な治療」ができることだと私は考えています。
マイクロスコープの技術は、一朝一夕で身につくものではありません。
だからこそ、当院では診療の初期段階からマイクロスコープに触れ、日常的に活用できるよう段階的な教育を行っています。
“見える診療”は、歯科医師としての信頼を確実に高めてくれます。
選ばれ続ける歯科医師であるために、共にこの技術を追求していきましょう。