歯科医師

歯科医師

入職2年目・Y先生

入職2年目

若手歯科医師インタビュー

「“なんとなく治す”から、“確実に治す”へ。

診療に対する考え方が、180度変わりました。」

私が当院に入職したのは、歯科医師になって間もない頃でした。学生時代から「将来的には精度の高い治療ができる歯科医師になりたい」と思っていたものの、当時の自分には明確な手応えも自信もありませんでした。特に根管治療や補綴の分野では、うまくいっているかどうかも分からず、“なんとなく”の診療になってしまうことに、怖さを感じていたんです。そんなとき、当院の採用サイトを見つけ、「マイクロスコープ完備」「教育環境が整っている」という言葉に惹かれて見学に行きました。実際に見て感じたのは、ただ設備が整っているだけじゃない、“治療に対する姿勢”が全く違う医院だということ。「ここでなら、歯科医師としての土台をしっかり築ける」と思い、入職を決意しました。

最初は何も見えなかった。けれど…

入職してすぐ、マイクロスコープを初めて使ったときのことは今でも忘れません。
ピントが合わず、視野が狭く、操作もぎこちなくて…正直、「自分に使えるようになるのか?」と不安になりました。
でも当院では、新人には“できなくて当たり前”という前提で、段階的に練習と臨床を繰り返す教育体制が整っています。

最初は模型での練習や、先輩の診療をアシスタントとして見るところからスタート。
慣れてきたら、比較的難易度の低い処置から少しずつマイクロを使わせてもらいました。
毎回の診療後には、録画された映像を一緒に見ながらフィードバックをもらえるので、自分のクセや改善点がすごく分かりやすいんです。

数ヶ月経つ頃には、視野の取り方や手の動きにも自信が出てきて、「見えている状態で治療できることの安心感」を実感するようになりました。
特に根管治療では、「ここが感染源だったんだ」と明確に把握できるようになり、再発リスクが激減。
自分の治療が、根拠を持って“確実な処置”になってきたと感じられるようになりました。

患者さんに説明できる、伝わる、納得してもらえる

診療の技術だけでなく、当院に入ってから最も成長を感じたのは患者さんへの説明力です。
以前は、「大丈夫ですよ」「ここ治しましょう」と言っても、自信がないまま言っていた部分が正直ありました。

でも今は、マイクロスコープの映像を活用して、
「ここの根の中に感染が残っていたので、再治療が必要です」と視覚的に示すことができます。
“見える医療”は、そのまま“伝わる医療”でもあるということを、日々の診療で強く実感しています。

患者さんも、「こんなに丁寧に説明されたのは初めて」と言ってくださることが増え、
信頼関係の構築が治療結果にも直結していると感じます。

“焦らずに、でも確実に”前に進める場所

正直に言えば、同期の中にはもっとスピード感のある医院でバリバリ症例を回している人もいます。
でも私は、「今、焦って数をこなすよりも、確かな技術と考える力をしっかり身につけることが、自分の将来の糧になる」と信じてここを選びました。

当院では、無理に背伸びをする必要がありません。
教育担当の先輩が一人ひとりの進度を見ながら、「今この処置は任せても大丈夫」という見極めを丁寧にしてくれるので、
不安なくステップアップできます。
そのおかげで、日々の診療に対するストレスが少なく、前向きに取り組めています。

“この医院で良かった”と思える日々

今では、形成や根管治療だけでなく、接着操作や補綴処置、簡単な外科処置もマイクロスコープ下で対応できるようになりました。
まだまだ未熟な点は多いですが、「この症例は自分が責任を持って最後まで診る」という意識が自然と芽生えています。

また、院内の雰囲気もとても良くて、衛生士さんや助手さんが温かく接してくれるので、
分からないことも聞きやすく、チームとして支えてくれる安心感があります。

この1年半で、自分の中の「歯科医師像」が明確になった気がしています。
“見える治療”“丁寧な説明”“確かな技術”――この3つを大切にしていけば、
患者さんにも、自分にも、誇れる診療ができると信じられるようになりました。

「これから技術を身につけたい」という人にこそ来てほしい

当院は、即戦力を求める医院ではありません。
「これから学びたい」「ちゃんとした技術を身につけたい」「患者さんに誠実な治療をしたい」――
そんな思いを持つ人にとって、ここは最高の環境だと思います。

見学に来たときの私と同じように、
「不安だけど、ちゃんとした歯科医師になりたい」と思っている方にこそ、ぜひ一度足を運んでほしいです。
私自身が、そうだったからこそ言える言葉です。
一緒に成長しながら、患者さんに信頼される歯科医師を目指していきましょう。

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